クライアントのためにリリースする。自分たちのためには、その先をつくる。
YURION LAB はスタジオの研究部門です。毎月の一部を、まだ SF にしか見えないテクノロジーへ注いでいます。最初に実験台に載せたのは——光で計算するプロセッサ。
なぜ光なのか
速度
計算は、光が系を駆け抜けるあいだに終わります——1 パスあたりピコ秒。クロックもパイプラインもなし。伝播そのものが計算です。
エネルギー
受動的な光学系は、ほぼタダで計算します——干渉は 1 ワットも消費しません。エネルギーを使うのは端にあるレーザーとセンサーであって、計算そのものではないのです。
並列性
ビームは互いを乱すことなく交差し、波長の異なる光は 1 本の導波路を独立に共有します。ひとつの光学系が、多数の計算を同時に運ぶのです。
マシンの内側
光学コア
自由空間型の行列エンジン。マイクロミラーアレイがデータを光に符号化し、レンズがビームを広げてまた束ね、センサー列が結果を読み取ります。光の 1 パスが、行列ベクトル積 1 回。
フーリエ光学
レンズは二次元フーリエ変換を物理的に実行します。だから畳み込み層は、レンズ 2 枚とマスク 1 枚に置き換わる。古典的な 4f 光学系——乗算ゼロで動く光学 CNN 層です。
デジタルエッジ
光にできないことはエレクトロニクスが担います。メモリ、制御フロー、非線形活性化。符号化し、伝播させ、読み出す——というハイブリッドループ。並外れたコアを、ありふれたコードが取り囲みます。
ロードマップ
光学ベンチと 4f 系
進行中自由空間ベンチを組み上げ、初めての本物の光学フーリエ変換を得る——物理が目に見えて動き出す瞬間です。
光学行列エンジン
次に着手まずは固定マスク、次にマイクロミラーアレイ。実際の行列ベクトル積を光で測定し、コード上の同じ計算と突き合わせて検証します。
光で動くニューラルネットワーク
計画中行列積を光学的に計算する数字分類器。精度もエネルギーも、デジタルのベースラインに対して正直にベンチマークします。
シリコンへ
計画中同じアーキテクチャを、集積フォトニックチップとして。干渉計メッシュをオープンなツールで設計し、共同利用のマルチプロジェクトウェハで製造します。
はじめからオープン
最初の Apple のコンピュータは、最初のコンピュータではありませんでした——誰もが自分で組み立てられる、最初の 1 台だったのです。フォトニックコンピューティングにその席はまだ空いていて、私たちはそこに座るつもりです。回路図もコードも、測定結果も失敗も、進めながらすべて公開していきます。
参加する
PHOTON-1 はスタジオ自身の R&D 予算で進めています。そして対話はいつでも歓迎です——エンジニアや研究者と、パートナーと、そして光学ベンチの傍らに席を求めるアーリーバッカーと。